ビル・ゲイツ氏インタビュー、5つのポイントPhoto:Sean Gallup/gettyimages

 米マイクロソフト共同創業者のビル・ゲイツ氏は、過去四半世紀にわたり慈善活動とスタートアップ投資に注力してきた。このほどウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のエマ・タッカー編集局長のインタビューに応じ、幅広いテーマについて語った。

 ゲイツ氏は自身の幼少期について、今の子どもだったら自閉スペクトラム症と診断されていただろうと述べた。また、大富豪のイーロン・マスク氏が率いるドナルド・トランプ大統領の改革タスクフォースや、米中関係、性犯罪で有罪判決を受けたジェフリー・エプスタイン元被告(故人)との関係にも言及した。

 ゲイツ氏は最近、トランプ氏と3時間の夕食を共にし、大統領の国際問題への関心に「感銘を受けた」と語った。来月には、幼少期からマイクロソフト創業初期までをつづった回顧録「Source Code: My Beginnings(ソースコード:私の原点)」が出版される。

 インタビューの主な内容は以下の通り。

子どもの頃、自閉スペクトラム症の兆候があった

 ゲイツ氏は幼少期を振り返り、当時は自閉スペクトラム症とは関連付けられていなかったが、今なら関連付けられるであろう兆候があったと語った。「私は標準的な行動をとらなかった」と述べた。

 数学と科学に深く集中でき、これが「強みとなった」という。

 ただ、両親は彼が社会に適応できるかどうかを心配していた。ゲイツ氏によると、両親は彼をセラピストに通わせ、後にマイクロソフトの共同創業者となるポール・アレン氏と出会った学校に通わせるなど、うまく対応したという。