ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が確認した27日付の指示によると、米国務省はドナルド・トランプ政権による多様性プログラム廃止の「精神」を広報メッセージでも順守すべきとされている。これにより、2月の黒人歴史月間を公然と祝うことが事実上禁止される可能性が高い。新たな広報指針では、あらゆるコミュニケーションはトランプ氏の優先事項を反映すべきだとしている。トランプ氏の優先事項には、政府全体でのDEI(多様性・公平性・包摂性)関連部署の閉鎖や、政府請負業者に人種や性別に基づく差別を積極的に根絶することを義務付けていた60年前の大統領令の撤回が含まれる。これを受け、国務省の職員らは先週、黒人歴史月間や他の「文化遺産月間や記念行事」に関する公式声明の発表許可を求めていた。
トランプ氏の反DEI「精神」、国務省に順守求める
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