Gランクの受けやすくて受かりやすい学校

 ここからはGランクとなる。唯一、神奈川学園[B日程]が志望者数合計も2024年受験者数も100人を超えている。140人で1.25倍(23年1.53倍、22年1.31倍)と大変に受けやすくて受かりやすい入試回だ。志望者数は3割半増と人気化しており、25年は23年実績に迫りそうだ。

 受験者数が50人以上の学校も挙げておこう。城西大学附属城西[2回午前](74人・1.54倍)は志望者数が3割半増えており、25年は1倍台後半に向かいそうだ。三つの入試区分がある東京家政大学附属女子[3回](54人・1.13倍)は25年に上昇傾向にあるものの、とても受けやすくて受かりやすい状況に変わりはない。

 やはり三つの入試区分がある女子聖学院は、主力の[4回](51人・2.22倍)が23年1.32倍から上がりすぎた反動からか、志望者数が2割減に。25年は2倍を割りそうだ。武蔵野大学[3回](50人・1.56倍)は志望者数が2割弱増えており、25年は1倍台後半を目指す。捜真女学校[スカラシップA3](50人・1.92倍)は3割増と好調で、25年は2倍に乗せることになりそうだ。

 佼成学園女子[2月2日午前]は、[一般](45人・1.45倍)と[適性](17人・1.06倍)があり、志望者数は少ないながらも5割半増と3倍増で、25年は1倍台後半と1倍台前半が見えてきた。関東学院六浦[B-1日程](46人・2.19倍)も3割増で、25年には2倍台半ばに迫りそうだ。二つの入試区分がある富士見丘[2回]は、[一般](27人・1.29倍)は7割増、Hランクの[英語資格](10人・1.67倍)は4倍増と大きく伸びており、25年は2倍前後に迫る年となりそうだ。

 Hランクでは、京華女子[2回英検利用](68人・2倍)が少ないながらも志望者数が8割弱増と人気で、25年は[英検利用特待]も加わることで、受験者数が100人に向けて増える情勢にある。