国防技術の米新興カステリオンは、極超音速ミサイルシステムの開発に向けて債務と株式を通じて1億ドル(約155億円)を調達した。カステリオンはベンチャーキャピタル(VC)の後ろ盾を得て、十分な資金を蓄えつつある防衛企業の一角。米軍への長距離攻撃兵器の販売を目指している。これら企業の多くは、トランプ新政権と実業家イーロン・マスク氏の大統領への影響力を背景に、スタートアップ企業による政府契約の獲得が増えると期待している。カステリオンの共同創業者の一人、ショーン・ピット氏は「非従来型のプレーヤーへの契約発注が一段と奨励されるようになる」とし、トランプ政権は国防総省に「新しい企業と積極的に関わり合う自由」を与えた、と話した。