ネット通販の米最大手アマゾン・ドット・コムが実店舗での競争でつまずいている。2018年に登場した実店舗のコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー」では、顧客がラテやベーグル、ターキーサンドイッチなどを手に取り、支払いの列に並ぶことなく店を出ることができる。アマゾンは電子決済で代金を受け取る。だが、カリフォルニア州ウッドランドヒルズ店は今月閉店され、アマゾン・ゴーの総店舗数は4州で16店と、2023年前半の約半分になる。アマゾンはレジがいらない「ジャスト・ウォークアウト」技術を他の小売業者にライセンス供与し、実店舗は食料品に特化させようとしている。