お金持ちの家に生まれ育ち、大学を卒業して間もなく結婚。3人の子どもを授かるも離婚した。実家に出戻ったものの、父親の会社が倒産し、49歳で住む家を失った。ついには預金通帳の残高がほぼ0円に……それまでとはうって変わって赤貧生活に陥り、裸一貫で整体院で働くようになった。自分の力で人生を切り拓いてきたとき、今度は末期寸前のがんを患うことに。そんな波乱の人生を乗り越えて「今がいちばん幸せ!」と断言する『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)の著者が、毎朝起きるのが楽しくなるライフスタイルを【人間関係】【食事】【睡眠】【健康】【メンタル】【ファッション】【インテリア】【パソコン】とテーマごとに紹介する。
※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【賃貸派の私が考案】壁に穴を開けずに好きな絵を飾る“裏ワザ”Photo: Adobe Stock

変化を好む私はずっと賃貸派

 変化を好む私なので、家はずっと賃貸派です。自分の家を買おうと思ったことは一度もありません。

 今の団地にはもう7年間住んでいます。1DK(ふた間)ですが、子どもがみな独立してひとり暮らしなので、十分すぎる広さです。

賃貸の壁でも工夫次第で自由に

 団地住まいで唯一残念なのが、自由に釘を打てないことです。

 私は壁面を飾るのが好きで、好きな絵を好きなだけ飾りたいのですが、賃貸だとそういうわけにもいきません。

 そこで、またひと工夫壁全面とまではいかないまでも、一定のスペースを自由に使う方法を考え出しました。

突っ張りアジャスターを活用した壁面収納

使うのは以下の材料です。

●突っ張りアジャスター
●支柱用木材(壁の高さ - アジャスターの高さ)× 2本
●横板用木材

作り方は簡単です。

1.支柱用木材を突っ張りアジャスターで固定する。
 ○2本の間隔は、あとから取りつける横板の幅に合わせて調整。

2.支柱用木材に横板を釘で固定する。
 ○横板は古材をインターネットで購入。新品よりも味わいがあり、気に入っている。
 ○木材用の色つきワックスをスポンジや布で塗装し、グレー基調のインテリアに合わせてスモークグレーを選択。

【賃貸派の私が考案】壁に穴を開けずに好きな絵を飾る“裏ワザ”突っ張りアジャスターと支柱用木材を使って壁をフル活用しています(写真:川瀬典子)

自由に飾れる「私の壁」

 こうすれば、横板のどこにでも自由に釘を打つことができます。

 壁に穴を開けることのできない賃貸住宅でも、この場所だけは自由にできるというわけです。

 ここに絵をかけたり、観葉植物のつるを這わせたりして楽しんでいます。

※本稿は『71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。