米航空安全当局は、首都ワシントンのロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港周辺でのヘリコプター飛行を恒久的に禁止したい考えだ。混雑で知られる同空港では先月、米国内で20年以上ぶりとなる最悪の事故が発生した。連邦航空局(FAA)の高官らが検討している案はレーガン空港の安全性を改善する長期的計画の一環だと、事情に詳しい関係者らは述べた。同空港では1月29日、米陸軍のヘリ「ブラックホーク」がアメリカン航空グループのリージョナルジェット機と衝突して67人が死亡。これを受け、軍が使用していたルートでのヘリの飛行は一時的に禁止されている。この飛行ルートは、軍幹部の域内移動や、政府指導者らがワシントンから緊急避難する必要が生じた場合の任務の訓練に使用されてきた。
米レーガン空港のヘリ飛行制限、FAAが恒久化検討
旅客機と軍用ヘリの衝突事故を受けて長期的な安全改善策を検討
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