ドナルド・トランプ米大統領は18日、数十年にわたりホワイトハウスの影響力から独立して運営されてきた連邦機関に関し、政治任用者に広範な管理権限を与える大統領令に署名した。大統領令はこれらの機関に対し、ホワイトハウスの行政管理予算局(OMB)による審査を実施するため必要な規制事項を示すよう義務付けている。OMBはトランプ氏と近い関係にある財政タカ派のラッセル・ボート氏が率いている。ボート氏は大統領令に基づき、独立機関の長に対する「業績基準と管理目標」を作成し、これらの要件が満たされているかどうかをトランプ氏に報告する。また独立機関の予算を審査して調整も行ったうえで、「独立規制機関が特定の活動、機能、プロジェクト、または目的に予算を使用することを禁止する可能性がある」としている。