「まず、朝一番にカエルを食べろ。カエルが二匹いたら大きくて醜いほうから食べろ」その著書は、38か国語に翻訳され、58か国にファンを持つブライアン・トレイシーの代表的な自己啓発書が『カエルを食べてしまえ!』。カバーの愛らしいインパクトのあるカエルのイラストも評判になり、10万部を超えるベストセラーになりました。ここでいう「カエル」とは何?なぜ、朝一番にその「カエル」を食べなくてはいけないのか。多くのビジネスマンを勇気づけたロングセラーの1冊です。
「カエル」とは、私たちがこなさなければならない仕事の中で、
最も重要な仕事のこと
「なぜ人はどうでもいいことから先にやってしまうのだろう?」
このつぶやきのような言葉は、本書の前袖に添えられた言葉です。
2002年2月刊行。米国で最も著名なスピーカーの一人であり著名なビジネスコンサルタントでもある、ブライアン・トレイシーの代表的な自己啓発書。彼自身、エリートコースを歩んできたわけではなく、高校を中退後、肉体労働を経てセールスマンとなり才能を発揮、独特のノウハウをもとに大企業重役まで昇りつめた経歴の持ち主。30代で大学に入学し経営管理の修士を取得後、米国、カナダの有力企業のコンサルタントとして活躍。
これまで世界40カ国で1000社を越える企業のコンサルタントを務め、400万人以上に講演をしてきている。
人は、大事なことをどうしても先送りにして、手をつけやすい細々としたことを先にやりがちです。
著者が、本書でいう「カエル」とはもちろんたとえです。私たちがこなさなければならない仕事の中で最も重要な仕事。そして、人生の成功と幸せとはこのカエルをいかに食べるか、つまりもっとも重要な仕事に集中してどう対処するかにかかっていると、説きます。
昔からいわれていることに、こういうのがある。「朝一番に生きたカエルを食べれば、その日の最悪時はもう終わったと安心して過ごすことができる」また、「もし二匹のカエルを食べなければならないのなら、醜いほうから食べよ」とも言われる。重要な仕事が二つあったら、難しく大変なほうからやりなさいということだ。そして、すぐにとりかかり、やりとげるまでほかのことに手をだしてはいけない。これを一つの「テスト」と考えるといい。自分の課題にするのだ。もっと簡単なことをかたづけたくなっても、我慢しなければならない。(3〜4ページ)
このシンプルなメッセージと、カバーの愛らしいインパクトのあるカエルのイラストも評判になり、10万部を超えるベストセラーになりました。2002年初版発行以来、いまだにロングセラーで売れ続けているブライアン・トレイシーの代表的な自己啓発書が、この『カエルを食べてしまえ!』です。