「真面目に仕事をしているのに、なぜか上司に評価されない…!」
あなたも、自分より能力が低い人がなぜか上司から高く評価されていて、イラッとした経験があるはず。ではこのような「なぜか評価される人」の“戦略”を、あなたは知っているだろうか。『雑用は上司の隣でやりなさい』は「周りに実力を“評価させる”戦略」を初めて言語化したロングセラーだ。発売直後から賛否両論を巻き起こし、「よくぞ言ってくれた」「暗黙知が“言語化”されている」「今まで気づいていなかった“新事実”」など大反響が集まっている。そんな「職場で実力を適切にアピールする“見せ方”の技術」をまとめた本書の中から「出世する人/しない人の特徴」についてお伝えする。

「人前で話すとき」はサイレント減点されやすい
皆さんは仕事で人前で話すことがありますか。毎日営業でお客さんの前で喋っているという人もいれば、10人や20人、中には100人単位の前で話をする機会があるという人もいるでしょう。
実は、人前で話すときはチャンスでもありますが、同時に「周りの人から気づかないうちに減点され、誰からも指摘されない」=サイレント減点されるリスクがある非常に難しいタイミングです。
特に職場にいる出世しない人は、こういった機会にサイレント減点されてしまい、気づかないうちに評価が下がってしまうことがあります。今回は「人前で話すとき」に絶対にしてはいけない1つのことについて紹介していきましょう。
自信がなさそうにしてはいけない
特に出世しない人がやってしまいがちなのが、人前で自信のなさそうな振る舞いをすることです。
特に人前で話しているときは、聞いている側と話している側に物理的な距離があることもあります。もしあなたの振る舞いに悪いところがあったとしても、そのことを丁寧に指摘してくれる人はほとんどいないことは想像しやすいでしょう。例えば、以前紹介した「えーっと」「あのー」に代表されるようなつなぎの言葉(フィラー)はその典型例です。
同じ内容を喋っているにしても、「自信がありそうに喋っている人」と「そうでない人」では、受け手の印象は大きく異なります。
こういった振る舞いは、意外と自分では気づけないものです。今一度、自分の振る舞いを見直してみると良いでしょう。
(本記事は『雑用は上司の隣でやりなさい』に関する書き下ろし原稿です)