管理組合が主導して住民に安全対策の重要性を啓発することは、もはや管理組合の義務レベルで捉えておいてもいいかもしれません。
台風で溜まった水が
隣の建物から流入!
私のマンションのエントランスは隣接する建物と繋がっています。タワマンは鉄道駅や商業施設などとエントランスが繋がっている物件も多いです。こちらも台風がらみの被害ですが、我がタワマンのエントランスに、隣接する建物から雨水が侵入する事件がありました。台風による大雨で隣接する建物の屋上に水が溜まり、それが暴風に煽られてマンションのエントランスから建物の中に侵入してきたのです。エントランスは雨水が溢れかえるほどの惨状でしたが、幸いなことに下の階に流れ込むまではいきませんでした。
この事件を受けて、理事会では対策として土嚢を購入することとしました。土嚢というと土を袋に入れたものを想像しがちですが、最近では水を含むと膨張するタイプの土嚢があり、緊急時の水害対策には非常に便利なのです。この「吸水性土のうアクアブロック」は土を使わず水だけで膨らむ吸水性土嚢で、使用前は約400グラムと非常に軽量。保管場所にも困りません。水に浸すと約3分で膨らみ、土嚢としてスピーディーに使用できます。材質には麻袋と高吸水性ポリマーが使用され環境に優しく、乾燥させることで再利用が可能というエコっぷり。

これを備えておけば、家屋や店舗はもちろん、車庫や地下室への浸水防止にも役立ちます。
マンションで土嚢を購入してから、それを使用するような事態にはまだ見舞われていませんが、備えあれば憂いなし。それほど場所を取らないので、防災グッズと一緒に保管しておくのがオススメです。