ドレッシングの脂質を減らす
野菜の切り方は?
次に、調理方法についてお伝えします。
脂質が低い食材や部位を選んでも、衣をたっぷりつけて揚げ物にして食べたら意味がありません。特に肉はなんらかの形で加熱することが多いと思いますが、調理方法によっては脂質が追加されます。揚げる>炒める>焼く>蒸す>茹でるの順番に脂質が減ります。
焼く、蒸す、茹でる調理方法は、調理の工程で脂分が落ちるので生の状態よりも脂質がダウンする場合もあります。
例えば、豚ロース肉を茹でると脂分が落ちます。蒸し物も調理に油を使用しないのでその分脂質を抑えることができます。蒸し器がなくても、もやしやキャベツなどの野菜を敷いた上に肉を広げて蓋をして調理すれば野菜の水分で蒸すことができます。電子レンジを活用するのも良いでしょう。炒め物は、フッ素樹脂加工のフライパンを使えば、油を使わなくても調理できます。
野菜はヘルシーなイメージがありますが、サラダなどでドレッシングをかけすぎると脂質の取りすぎになってしまうので注意が必要です。ノンオイルドレッシングを選んだり、酢とオリーブオイルを混ぜて手作りすると、油の使用量を抑えることができ、脂質の摂取を減らすことができます。
また、野菜の切り方次第で、野菜に付着する油の量が変わります。千切りのように細かく切るよりも、大き目に切る方がドレッシングは絡みにくくなります。野菜を洗ったらキッチンペーパーでしっかりと水切りを行うと、油がつきにくく、味が薄まらないので少量のドレッシングで満足感が上がります。
食品の選び方や調理の際の少しの工夫で、脂質の摂取は抑えることができます。普段の食生活に取り入れて健康につなげていきましょう。