見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集Photo:gremlin/gettyimages

2025年2月に人気を集めた特集『フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国』。フジテレビを傘下に収めるフジ・メディア・ホールディングスが揺れています。タレントの中居正広さんの女性トラブルにフジテレビ社員が関与したと報じられた問題をきっかけに、スポンサー企業の一斉離脱を招いただけでなく、深刻なガバナンス不全も露呈しています。かつてはテレビ業界の王者に君臨していたフジテレビは、近年は不振にあえぎ、「独り負け」の様相も。自壊する巨大メディア帝国の実相を、経済メディアの視点と取材によって徹底解剖。マスコミ業界の現状も探りました。人気特集と連載を振り返る『見逃し厳禁!編集部イチ推し 人気特集』では、2本の記事を紹介します。(ダイヤモンド編集部・情報は記事公開時点のもの)

フジテレビが調査委員会の設置明言も「本気度」に疑問の声、“お手盛り調査”なら東芝と同じ末路も

フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国#1

 スポンサー離れに歯止めがかからないフジテレビ。1月17日に開かれた緊急の社長記者会見では、調査委員会を立ち上げることを発表したが、企業不祥事の調査に詳しい弁護士の目には、到底本気で調査を行う気がないと映っているようだ。“お手盛り”の調査が行われるようなら、東芝のケースと同様に、株主が選定した者による調査が行われる、混迷した状況に陥ることもあり得るだろう。特集『フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国』の#1では、フジテレビがたどる可能性のある状況を解説する。 >>記事を読む

フジテレビの“天皇”日枝久氏が10年前の凋落危機下で本誌直撃に語ったことは?「独り負け」は幹部人事迷走や無責任体質が招いた

フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国#2

 タレントの中居正広さんと女性のトラブルにフジテレビ社員が関与したとの報道で、フジメディアホールディングスが揺れている。今から約10年前の「週刊ダイヤモンド」2015年11月14日号では、「誰がテレビを殺すのか」と題した特集の中で、15年中間期に初の営業赤字に転落し、「独り負け」の道をその後たどることになる王者フジテレビの凋落ぶりをレポートしている。特集『フジテレビ崩壊 沈むメディア帝国』の#2では、フジテレビの“天皇”といわれる当時の日枝久会長を直撃した記事を再掲載。幹部人事などを巡る迷走に加え、人気ドラマのヒットメーカーで社長だった亀山千広氏がすがったものも明らかにする。 >>記事を読む

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