本当に強いマンション2026#6Photo:PIXTA

マンション価格がついに頭打ち?今後も価格が上がるマンションはどこにある?連載『マンション羅針盤』の内特集『本当に強いマンションランキング2026』#6では、不動産情報サイト「マンションレビュー」を運営するワンノブアカインドの協力を得て、「これからも上がるマンションランキング」を作成。長期・短期の値上がり率だけではなく、価格上昇の勢いに注目し評価する設計とした。今回は福岡編をお届けする。(ダイヤモンド編集部 鈴木洋子)

期待の新興成長マンション市場となった福岡
これからも伸びるマンションはどこにあるか

 マンション市場としては比較的新しいエリアといえる福岡県。その相場も、他のエリアに比べると底堅い動きを見せているといえる。

 ワンノブアカインドの2026年3月の現在価格を10年前と比べると、集計対象27自治体のうち24自治体が上昇し、平均騰落率は41.3%、中央値も48.9%に達した。3年前比でも上昇16自治体、下落11自治体と、上昇エリアが下落エリアを上回っている状況だ。

 もっとも、足元では変化も見える。3カ月前比では上昇14自治体、下落13自治体とほぼ拮抗し、平均騰落率も0.8%にとどまっているのだ。福岡市7区に限ると、10年前比、5年前比、3年前比では全区が上昇しているが、3カ月前比では4区が下落し、平均もマイナス0.6%となった。長期では強いものの、ここ3カ月で変調が表れているのは福岡けんも同様だ。

 ダイヤモンド編集部では、ワンノブアカインドの協力を得て各エリアで25年5月~26年4月の総販売履歴数が多いマンションを抽出。これを26年4月末の70平方メートル換算単価と、25年4月末、23年4月末の単価と比較した。3年間での長期の伸び率、1年間での短期の伸び率と、伸びの「勢い」を算出し、それぞれを偏差値化して配点した。単純に3年前と今を比べるのみならず、そのマンションの伸びの勢いが今後も維持されるのか、それとも減速する可能性があるのかを、エリアの他の物件と比べて見ることができるような設計を行った。

 今回取り上げる福岡の特徴は、マンション市場の福岡市中心部だけでなく、その周辺部にも価格上昇が広がっている点にある。福津市、那珂川市、大野城市、糸島市、古賀市、春日市などは10年前比では大きく上昇している。一方で、ランキング上位は福岡市内に集中しており、資産性の高い物件が一定の区に偏っていることも分かる。

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