トランプ米政権は11日、ウクライナ政府が米政府高官との協議で、米国側が提案した30日間の停戦案に合意したことを受け、情報共有と軍事支援の一時停止を直ちに解除すると表明した。ウクライナと米国は声明を発表し、停戦案の概要を示した。停戦案はロシア政府の合意を条件としている。米国とウクライナのハイレベル協議が開かれるのは、両国の首脳会談が決裂して以来のこと。ドナルド・トランプ大統領はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を大統領執務室に招いた際、ゼレンスキー氏にはロシアとの和平交渉に応じる意思がないと批判して両氏は対立していた。この日の会談で米国側を代表したのは、マルコ・ルビオ国務長官とマイク・ウォルツ大統領補佐官(国家安全保障担当)。ウクライナからはゼレンスキー氏の最高顧問のアンドリー・イェルマク氏とアンドリー・シビハ外相、ルステム・ウメロフ国防相、またウクライナ軍将校のパブロ・パリサ氏が参加した。
米、ウクライナ軍事支援再開 「30日間停戦」で合意
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