米国の消費者とクレジットカードは米経済が幾多の混乱期を乗り切る支えとなってきた。そうした役割はリセッション(景気後退)の懸念が再浮上している現在、限界に達しているのではないかと不安視する声も聞かれる。米株式相場の最近の急落は広範囲に及ぶ。下げは一部のセクターで特にきつく、その代表は消費者向け金融サービス業者だ。融資やクレジットカードを手がけるアメリカン・エキスプレス、キャピタル・ワン・ファイナンシャル、ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズ、シンクロニー・ファイナンシャルは10日の取引で下落率が4%を超えた。この4社は年初から平均で約12%値下がりしている。S&P500種指数は4.5%下落した。
米経済支える消費者、もう限界か
投資家は家計債務の増加を懸念
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