投資をすることで
社会は変えられる

田村:投資って、お金儲けをすることだけが目的じゃないですよね。社会をいい方向に持っていくためにも、少しでもいいから老若男女に幅広い世代に投資をやってほしいです。貯金をしていても、銀行に目利きがいないと結局資金は市場に回らずに、国債を買うのにあてられるだけですから。

藤野:投資をすることで、完全ではない社会に対してアクションを起こすことができる。どんな人にもできる社会変革かもしれませんね。

田村:投資については怖いと思う人も多いけれど、しっかりとした運用実績があって、しかも志を高く持っている投資家の人と一緒に、いま頑張っている企業を応援するために寄付をするような気持ちでやれば怖くないと思います。

 寄付のように投資をすることで、これからの日本や世界をつくっていく人たちを応援する。1人の力では社会を変えることはできなくても、そうやって応援することで社会をいい方向に向けることはできるはずです。

 逆にそういう姿勢でやったほうが、知らないうちに自分にもリターンが返ってくることも多いと思いますね。

藤野:私は、投資は「世の中を良くすること」だと思っています。社会を変えるための主な手段は「投資」か「選挙」か「消費」です。その中でも「投資」はいちばん大きな手段なんです。

田村:ひとりでも多くの人に、そのことに気づいて欲しいですね。

取材・文 /佃俊男


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