英語が苦手だったら「敬語」!?グローバルな視点を持ち、若者から人気の田村耕太郎さん、そして、大学生を対象にベンチャーファイナンスの授業も持っているカリスマファンドマネジャーの藤野英人さん。独自の視点を持つ2人に世界で生き抜くために必要なことをテーマに語っていただきました。今回は第2回です(全3回)。
思い込みでチャンスを狭めていないか?
どんな人にもチャンスはある!
ひふみ投信:http://www.rheos.jp/ Twitterアカウント:twitter@fu4
藤野:ネットで見かけたのですが、田村さんの本を読んで「海外へ行けとか、結局はお金を持っている人にチャンスがあるってことじゃないか」と述べていた人がいて。
田村:それはたぶん僕の『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?』を読んだのでしょうか。あの本は内向きな人を叱咤激励する意味もあったんですが…。
藤野:そもそも海外へ行くにはお金がかかるとか、そう感じたらしいのですね。でもこれはすごく誤解ですよね。田村さんがつねづね考えていることと全く違うと思います。
田村:ええ、違いますね。
藤野:田村さんが伝えたいのは、「お金のある人にはチャンスがある」ということではなくて、「どんな人にもチャンスがある」ということですよね。お金がある人は、それを使ってチャンスをつかめばいい。でも、お金がない人にもチャンスはある。どこにチャンスがあるかを見きわめる。それが非常に大切だということですよね。
海外留学をするにしても、アメリカで勉強しながら奨学金も探して、日本よりも安く勉強できる手段だってあるわけです。
田村:インドで学ぶという手もありますよ。これは非常におすすめです。インドは物価が安いですから。
藤野:方法は一つじゃないですよね。歳を取ってから大学に行ってもいいし、学びたいことに合わせていろんな学校に行っても構わない。
田村:そうですね。お金のある、なし、で可能性を狭めてしまうのは、もったいないと思うんです。