カナダ人は長らく、米国を訪れる外国人旅行者ランキングで1位の座を維持してきた。今、彼らは国内にとどまっている。ドナルド・トランプ米大統領がカナダに関税を課すと述べた後、当時のジャスティン・トルドー首相はカナダ国民に対し、休暇の予定を変更し、国内の観光地探訪に重点を置くよう呼びかけた。それは奏功した。カナダ統計局の2月の速報値によると、空路で米国に往復旅行したカナダ居住者は前年同月比13%減少した。また、陸路で米国に往復旅行したカナダ居住者も同23%減となった。カナダ人によると、関税の脅威以上に、トランプ氏がカナダを併合すると脅したことに激怒したり、非常に恐怖を感じたりしたため、国境を越えて時間やお金を使うことを控えている。最近、観光客や永住権保持者が長期拘束されていると報じられたことで、米国への渡航意欲をさらに失っている。
トランプ氏「併合」発言、カナダ人の米旅行ボイコットに発展
米国の人気観光地に打撃
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