「この本のおかげで出世できた!」「チームのパフォーマンスが上がった?」
そんな感想が届いているのが、安藤広大氏の著書『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』シリーズ三部作だ。これまで4400社以上の導入実績があるマネジメント法「識学」をもとに、ビジネスの現場で「一生活躍し続けられる」メソッドや思考法を授ける本シリーズは、さまざまな業界から圧倒的な支持を集めている。
今回は、全ビジネスパーソンに必須の「意思決定」のあり方を指南する、シリーズ最新刊『パーフェクトな意思決定 「決める瞬間」の思考法』の中から、特別に本書のエッセンスを解説する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健)

「たまたま」を自分の実力だと勘違いする残念な管理職の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

自分の実力だと勘違いする人

 仕事をしていて「意思決定」を続けていると、2つの自分に気づくと思います。

「ちゃんと情報を元にして『いい判断』をした」
「めんどくさくなってテキトーに『悪い判断』をした」

 という2つです。
 そのことは、自分自身がいちばんわかっているはずです。

 さらにそれぞれに2つずつの結果があります。
 いい結果が出るか、悪い結果が出るかです。

 その結果を受け止めます。

 要するに、次の「4つのマトリックス」に分かれます。

1 いい判断によって、いい結果が出る
2 いい判断によって、悪い結果が出る
3 悪い判断によって、いい結果が出る
4 悪い判断によって、悪い結果が出る

 もちろん結果は大事です。

 では、「1」と「3」は同じなのでしょうか。
 違いますよね。

 3つ目の「悪い判断によって、いい結果が出る」ということを過大評価してはいけません
 それを自分の実力だと勘違いすることほど、恐ろしいことはない。

「たまたま」を無くせ

 ビジネスでは、まぐれが当たることがあります。
 それは、テストでテキトーに答えたことが当たってしまうようなもの
 そのまま放置してしまうと、次に同じ問題に出会ったとき、再現することができませんよね。

「たまたま」を自分の実力だと勘違いする残念な管理職がいます。

 おそらく、結果が出る前にちゃんと「どんな判断をしたか」を語ることができていないはずです。
 それを確かめるようにしましょう。

 自分がコントロールできるところは、やはり「判断」しかないのです。
 つねに「いい判断をしよう」というスタンスでいることが大事です。

 だからこそ、「パーフェクトな意思決定」が重要になるのです。

 先ほどのマトリクスの「2」のような悪い結果だったからといって、消極的になる必要はありません

 自信を持って判断することは大事です。それを忘れないようにしてください。

(本稿は、パーフェクトな意思決定の著者・安藤広大氏が書き下ろしたものです)

安藤広大(あんどう・こうだい)
株式会社識学 代表取締役社長
1979年、大阪府生まれ。2002年、早稲田大学を卒業後、NTTドコモ、ジェイコムホールディングス、ジェイコム取締役営業副本部長を経験。プレイングマネジャーとして「成長しないチームの問題」に直面し悩んでいたときに「識学」に出合い、2013年に独立。多くの企業の業績アップに貢献した。2015年、株式会社識学を設立。わずか4年足らずで上場を果たし、これまで9年間で約4400社に識学メソッドが導入されている。著書にシリーズ累計150万部を突破した『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』(ダイヤモンド社)がある。『パーフェクトな意思決定』はシリーズ最新刊。