誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で元気が湧き出る言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

人間関係

【精神科医が教える】職場の人間関係がツラい人の救いになる話『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)より
人間関係というのは、
「場所」とくっ付いて存在するの。

アナタを悩ませる職場の上司も同僚も部下も、
職場という場所を離れれば存在しない、
その程度のものよ。
帰れば忘れていい。
いざとなれば職場を変えればいい。
逃げ道があると思えば、ちょっとは気楽よ。

人間関係は「場所」に縛られるもの

 人間関係というものは、実は「場所」とセットで存在しています。

 たとえば、あなたを悩ませる職場の上司や同僚、部下。これらの人間関係は「職場」という空間があるからこそ成立しているのです。

 その場所を離れてしまえば、その関係も自然と希薄になるものです。

家に帰ったら一度リセットしていい

 職場のことで頭がいっぱいになってしまうと、心も体も休まりません。ですが、「職場を出たら、その人たちはいない」と思ってみてください。

 一度その関係を心の中でリセットすることで、驚くほど気持ちが楽になります。

「逃げ道」があるという発想を持とう

「この職場がすべてじゃない」「いざとなれば環境を変えればいい」と思えることは、自己肯定感を高める第一歩です。

 私たちは、つい「ここでうまくやらなきゃ」と思い込んでしまいがちですが、逃げ道があると思えるだけで、心の余裕が生まれます。

自分の人生の主導権を取り戻す

 人間関係に振り回されないためには、「自分で選べるという感覚」が大切です。

 場所を変える自由、距離をとる自由、それらを思い出すことで、あなたの人生の舵は再びあなたの手に戻ってきます。

 少し肩の力を抜いて、自分の心地よい距離感を大切にしていきましょう。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。