NHK『あさイチ』に著者・精神科医Tomy生出演で話題沸騰!
誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 30代を悩まず生きる言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

【精神科医が教える】物事がうまくいく人、いかない人の決定的な違いPhoto: Adobe Stock

うまくいく人は
「面白そう」を追いかけている

 今日は、「物事がうまくいく人と、いかない人の違い」についてお話ししたいと思います。

 物事がうまくいく人というのは、次々と面白そうなことや、やってみたいことに取り組んでいる人です。一方で、うまくいかない人というのは、「何かに取り組まない人」というよりも、「物事をうまくいかせようとしすぎる人」なんです。

 この違いは、一言で言うと「自分軸」と「他人軸」の違いです。私の話を日頃から聞いてくださっている方は、ピンとくるかもしれませんね。

自分軸で動く人は
自然とうまくいく

「これ、面白そうだな」「やってみたいな」と思うことをどんどんやっている人は、それだけで楽しいんです。

 自分が納得してやっているから、取り組むこと自体が気持ちいいし、うまくいかなくても「じゃあやめよう」「別のことをやってみよう」と切り替えられるんですね。

 こうした人は、常に新しいことに興味を持っているので、自分の行動にも自然と“新陳代謝”が起きてきます。

「うまくいかせよう」
と思いすぎる人の落とし穴

 逆に「成功したい」「うまくいかせたい」と強く思っている人は、少し焦ってしまっていることが多いです。その背景には、「他人からの評価」が強く関わっていることがあります。

 つまり、「他人にどう見られるか」「他人から評価されたい」という気持ちが中心にあると、自分の納得感が置き去りになってしまうんですね。そして、他人の評価に振り回されるようになると、ちょっとした失敗で大きく落ち込んでしまったりします。

評価を気にすると
動けなくなる

「うまくいかせなきゃ」と思って行動すると、失敗が怖くなって、いろいろなことにチャレンジできなくなったりします。そして、焦って無理に取り組んだ結果、余計なことをしてしまってうまくいかない。

 その結果、「やっぱり自分はダメだ」と思い込み、さらに焦りや不安が強くなり、手がつけられなくなる。こうして悪いスパイラルに入ってしまうことも少なくありません。

大事なのは「やりたいこと」
から始める姿勢

 ですから、「うまくいかせたい」と思うならこそ、「自分がやってみたいこと」「興味のあること」からスタートするのが大切です。それを中心に考えて動いていけば、自然と楽しく続けられるものが手元に残っていきます。

 やってみてつまらなかったら、やめればいいんです。その代わり、また別の面白そうなことに取り組んでいけばいい。そうすれば、常に手元には“今の自分に合ったうまくいくこと”がある状態になります。

世の中には
うまくいくことがたくさんある

 世の中には本当にいろんなことがあります。自分のやりたいことを選び、取捨選択して取り組んでいけば、必ずどこかに「うまくいくもの」が落ちているんです。

 大事なのは、自分の姿勢です。何を選ぶか」ではなく、「どう選ぶか」「どう向き合うか」が、うまくいくかどうかを分けるポイントなのです。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。