ドナルド・トランプ米大統領は9日、相互関税の大部分を一時的に停止すると決めた理由について、景気を巡る懸念が高まっているためだと説明した。人々の間でやや不安感が広がっていたと話した。その上で「まだ何も終わっていない」とし、自分の取った措置は「誰か」が講じる必要があったと付け加えた。また、中国を含む多くの国が米国との交渉に名乗りを上げていると強調した。米国は中国に対して高関税を課したままだ。トランプ氏は「中国はディール(取引)を望んでいる」とし、中国人は「proud」な国民であり、米国とどのようなディールを結ぶか決めようとしていると語った。(「proud」には「誇り高い」と「高慢な」のどちらの意味もある。)