イスラエルの退役軍人を含むグループが10日に書簡を公表し、イスラム組織ハマスとの戦争を終結してでも、ガザから人質全員を帰国させるよう政府に求めた。イスラエル政府はハマスに対する作戦の拡大を続けている。今回の動きは戦争の進め方や継続の是非を巡り、イスラエル国民の間で意見の分裂が広がっていることを示している。イスラエルはガザに部隊を再び投入し、同地域の広範囲から民間人を避難させ、大規模侵攻再開に向けて頻繁に空爆を実施している。退役軍人らはまた、「戦争の継続は宣言された目標のいずれにも寄与せず、人質やイスラエル兵、罪のない民間人の死亡、そしてイスラエル国防軍(IDF)予備役部隊の消耗につながるだろう」と指摘。書簡はイスラエルの新聞に広告として掲載されている。