フェイスブックを運営する米メタと米連邦取引委員会(FTC)は14日、裁判で対決した。この裁判は、反トラスト(独占禁止)法執行の将来を左右し、メタはインスタグラムとワッツアップの売却を迫られる可能性がある。FTCは14日、メタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)を最初の証人として召喚した。FTCはメタがソーシャルメディアで違法な独占状態にあると主張し、インスタグラムとワッツアップの買収を無効にするよう求めている。メタにこの二つの人気アプリを手放すよう強制すれば、インスタグラムとフェイスブックのユーザーへの広告配信に大きく依存しているメタの事業に壊滅的な打撃を与えることになる。FTCの弁護士はメタの経営陣について「競争が厳し過ぎると判断し、競合相手と競争するよりも買収する方が容易だと考えた」と述べた。
メタ、インスタグラムとワッツアップの保持目指す FTCとの裁判開始
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