ドナルド・トランプ米大統領の複数の側近は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナとの停戦に真剣な関心を示していないとして、和平を望むとするロシアの姿勢に懐疑的になるようトランプ氏に助言している。米政府関係者によると、マルコ・ルビオ国務長官やウクライナ・ロシア担当特使を務めるキース・ケロッグ氏を含む側近らは、プーチン氏との交渉により慎重な姿勢で臨み、領土割譲を求めるロシアに対し強硬な姿勢を示すよう促しているという。一方、プーチン氏と2回にわたりモスクワで会談したトランプ政権のスティーブン・ウィトコフ中東担当特使は、プーチン氏が和平を望んでいるとの見方を示している。トランプ氏も依然としてウィトコフ氏の見方を支持している。