たまに外で食事をすると「美味しい!」とは感じるのですが、塩分が強いせいで、あとでのどが渇いてきます。今までいかに塩分を取りすぎていたかがわかります。

 食べすぎだけでなく、飲みすぎにも注意しています。私はワインを趣味にしているので、アルコール自体は好きなのですが、計画的に休肝日を設けるなど、酒量をコントロールするようにしています。

 食事だけでなく、適度な運動も不可欠です。

 私は毎朝のラジオ体操とウォーキングを習慣づけています。都会で硬いアスファルトの上を歩き続けると肩こりや腰痛の原因となるので、あえて公園などの舗装されていない道を選んで土の上を歩く時間もつくっています。

自分に合った
一生続けられる運動を

 歩くときは、MBT(通称:マサイシューズ)を着用することがあります。MBTは「Masai(マサイの人々)・Barefoot(裸足)・Technology(テクノロジー)」の略であり、地面を裸足で歩くような感覚を再現するというもの。これにより、姿勢の改善やバランス感覚の向上、疲労軽減などが期待できるとされています。

 また、週に何日かは午後からスポーツジムで筋トレを行ないます。

 一般に筋肉量のピークは30歳くらいであり、40代からは年に1%のペースで筋肉量が減少してしまうそうです。筋肉が衰えると疲れやすくなりますし、病気のリスクも高まります。

 人体において下半身には全身の筋肉量の60~70%が集中しています。普段運動不足の人は、下半身の筋肉から鍛えていくのが基本です。

 さらに、趣味でゴルフとヨガに取り組んでいます。

 ヨガの魅力はいろいろあるのですが、一言でいえば心と体の両方に効くところが気に入っています。単なるストレッチでなく、瞑想・呼吸法の要素がメインで、心身ともにリラックスできるのです。

 教室でヨガをするとき、終了前にシャバーサナという横になるポーズをとります。このとき、多くの人が爆睡してしまいます。その心地よさは、サウナで整うどころではありません。ヨガには呼吸を深め、睡眠の質を高める効果もあるのです。

 呼吸は生きることの基本です。心疾患やメンタル疾患など、さまざまな病気は呼吸の乱れに現れるといわれています。ヨガは生きる上での基本を正してくれるものであり、今では私の生活に不可欠なものとなっています。一生続けられる、いい健康法だと思っています。