トランプ米政権はハーバード大学に対し、政権側の要求に応じなければ外国人留学生の受け入れ資格を取り消すと通告した。同校に対する圧力の強化に動いた。国土安全保障省(DHS)のクリスティ・ノーム長官が16日付の書簡で通告した。これに先立ち、ハーバード大は14日、連邦政府の監督下で教職員、学生、スタッフの見解を「監査」するなどの政権の要求に従うことを拒否。アラン・ガーバー学長は、そうした要求は大学の独立性に対する違法な攻撃だと断じた。ハーバード大には約1万人の外国人留学生が在籍している。全米の多くの大学と同様、留学生は授業料を全額納付するケースが多く、大学側はその収入に依存している。これとは別に、すでに政権はハーバード大の免税資格を取り消す手続きを始める方向で動いている。