保守派インフルエンサーのアシュリー・セントクレア氏(26)は、生まれたばかりの子どもの父親が、米実業家のイーロン・マスク氏だと証明したかった。だがこの富豪に父子鑑定検査を受けるよう求めるには、マスク氏を巡るトラブルに長年対応してきた調整役のジャレッド・バーチャル氏を通す必要があった。「息子には自分が秘密の存在のように扱われていると思ってほしくない」。セントクレア氏は昨年12月、2時間に及ぶ電話でバーチャル氏にこう伝えた。バーチャル氏はセントクレア氏に助言を与えた。マスク氏は「度量が大きく、親切で、寛容な人間」だ。しかし別の一面もある。子どもの母親がこうした話し合いで「法的手段」に訴えると「それは必ず、そうしない場合よりも女性本人に都合の悪い結果を招く」。さらに、マスク氏はその子の父親が自分なのか確信できないという。
マスク氏の「ベビー軍団」 その危うい管理術
複数の企業経営とトランプ大統領への助言の傍ら、少なくとも14人の子どもとその母親たちと「ハーレムドラマ」を繰り広げる日々
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