誰しも悩みや不安は尽きないもの。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 1秒で幸せを呼び込む言葉』(ダイヤモンド社)など、33万部突破シリーズの原点となった『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日一日がラクになる!

劣等感

【精神科医が教える】劣等感が強い人が抜けられない「思考のクセ」とは?『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)より
劣等感の強い人は、
理想が狭い傾向にあるわ。

いろんな生き方があるから、
いろんな理想があるはずなのに、
なぜか自分の理想はとても狭い。
そんな狭いところにピンポイントで達成できる
わけもないから、常に自分を認められない。
劣等感に悩まされている人の問題は
能力じゃないのよ。考え方。

劣等感を生むのは「能力不足」ではない

劣等感に悩まされるとき、多くの人は「自分には能力がないからだ」と思い込みがちです。

しかし、実はそうではありません。劣等感の本当の原因は、考え方のクセにあります。

理想が狭すぎると、自分を追い込む

劣等感の強い人は、「こうでなければいけない」という理想が非常に狭く、限定的になりやすい傾向があります。

本来、人生にはさまざまな生き方や成功の形があるはずです。しかし、たった一つの狭い理想だけを「正解」と思い込むと、そこにぴったり当てはまることはほとんどありません。

そのため、常に「自分はダメだ」と感じてしまうのです。

視野を広げると、劣等感はやわらぐ

大切なのは、自分自身に対してもっと広い理想を持つことです。ひとつのやり方だけが正しいのではなく、自分なりのやり方にも価値があると認めてあげましょう。

考え方を少し柔らかくするだけで、自己肯定感はぐっと高まります。劣等感に苦しむときは、まず「理想の枠を広げる」ことから始めてみてくださいね。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。