ピート・ヘグセス米国防長官の通信アプリ「シグナル」使用について、国防総省の監察官が調査を拡大し、夫人や兄弟と共有した軍事計画に関するメッセージも調べていることが分かった。事情に詳しい関係者や議会関係者が明らかにした。スティーブン・ステビンス監察官代行は先月、ヘグセス氏が「機密指定されていない民間のメッセージアプリ」を使用し、米国によるイエメン空爆について議論したことを調査すると発表。これは、米誌アトランティックが3月に報じた、ヘグセス氏などの政府高官が参加するチャットに関連するものだった。ステビンス氏の発表後、米紙ニューヨーク・タイムズはヘグセス氏の別のチャットについて報じたが、これも調査対象になっていることはこれまで明らかになっていなかった。調査拡大を受け、ヘグセス氏が直面するリスクはさらに高まったことになる。
米国防長官の通信アプリ使用、監察官が調査拡大
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