4月2日の「解放の日」以降の米国株の急落と反発について考えられる一つの見方は、それ以前は投資家が10%の関税を最悪のシナリオと考えていたが、その後は10%の関税を最良のシナリオと考えるようになったということだ。関税が予想を大幅に上回る規模だったために株価は下落し、その後、関税が先送りされ関税交渉が始まると株価は持ち直した。8日に発表された 米国と英国の通商協定の大枠 で明らかになったのは、10%の関税は適用されるが、それ以上にはならないということだ。これは貿易にとって、またスコッチウイスキーの愛飲家や両国の輸出業者にとって悪いニュースだ。
米国株の反発が持続しない理由
「解放の日」以降の株価の下落と上昇はいずれも行き過ぎかもしれない
有料会員限定
あなたにおすすめ