ドナルド・トランプ米大統領は13日、シリアに対する制裁を解除すると決定した。同国では昨年末の電撃的な反体制派の攻勢により、数十年にわたる独裁体制が崩壊した。米国による制裁解除は財政面でシリアに命綱を与えるものだ。トランプ氏は4日間の中東歴訪を開始し、最初の訪問先サウジアラビアの首都リヤドで外交政策演説を行った。「シリアに対する制裁を停止するよう命じる方針だ」と述べ、「今こそ彼らが輝く時だ。制裁を全て解除する」と続けた。トランプ氏は14日にリヤドでシリア暫定政権のアハマド・シャラア大統領と会談する予定だ。シャラア氏は反体制派の元リーダー。ホワイトハウスはこの会談を短時間の面会と位置付けている。
トランプ氏、対シリア制裁解除を表明
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