“とにかく眠りたい人”は見直して! 高すぎる枕とスマホがあなたの睡眠を邪魔してる
「病院に行っても治らなかった不眠の悩みが解決した」「普段なかなか寝ない子どもがスヤスヤ眠った」――感謝の声、続々! 睡眠専門医も納得の2万人を救った「快眠メソッド」を初公開。夜、ぐっすり眠れないという不眠の悩みを医者や睡眠導入剤に頼る前にやるべきこと。それは、寝心地を大きく左右する寝具の見直し。加賀百万石の歴史都市・金沢で江戸時代に創業し、289年の歴史を誇るふとん店「眠りにまっすぐ乙丸屋」の12代目店主は、不眠に悩む人やもっとぐっすり眠りたいという人に向けて、快眠のアドバイスを施して評判だ。初の著書『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60 』(ダイヤモンド社)では、寝具を味方にして快眠に導き、仕事に家事に最高のパフォーマンスを発揮できる「60+プラス1」の方法を、さまざまなエビデンス(科学的根拠)とともに徹底指南! 医者や学者が語ってこなかった素朴にして最も影響の大きい「寝具」の視点から、あなたを快眠に誘う。医学監修:森川恵一(日本睡眠学会総合専門医)
※本稿は、『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60 』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

中世ヨーロッパのベッドは「短かった」
中世のヨーロッパ人は長らく、短めのベッドで上半身を起こすようにして寝るのが習慣だったといいます。
現代のベッドは全長200cmが基準ですが、ヨーロッパの博物館などに展示されている当時のベッドは、全長160cmほどしかありません。
なぜベッドが短かったのか?
それはなぜか? 中世のヨーロッパ人が、そこまで小柄だったというわけではありません。小さめのベッドで寝ていた理由が、2つあったのです。
迷信と治安が生んだ“半身寝”文化
1つの理由は、広々としたベッドで仰向けになっていると、「悪魔に死体と間違えられて魂を乗っとられる」という迷信が根強かったから。
もう1つの理由は、治安がよくない当時、万一の侵入者に備えて、いつでも起きられるように半身姿勢で眠っていたことです。
平和な日本でも「半身寝」している人がいる
幸いにも現代の日本は比較的平和で、悪魔に魂を乗っとられる心配もなければ、侵入者や外敵に備える必要もありません。
それでもベッドボードに枕やクッションを重ねて上半身を起こして眠る人がいます。
スマホのせいで“高枕”になっていない?
その多くは、眠る前にスマホやタブレットで動画やゲームを楽しむために、ラクな姿勢を取ろうとしているためです。
この習慣は避けてほしいと私は思っています。
ブルーライトは眠りの大敵
よく知られるように、スマホやタブレットなどの液晶ディスプレイから出る青い光(ブルーライト)は、体内時計を狂わせて入眠を妨げることがあります。
※本稿は『とにかくぐっすり眠りたい 老舗ふとん店の12代目がこっそり教える快眠法60 』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。