知ったら怖くてもう食べられない!朝食で何気なく口にしている「目に悪い食べ物」とは?【専門医が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

あなたは、知らないうちに「目に悪い食事」を摂っていないだろうか。網膜には細い血管が集まるゆえ、過剰な脂質や糖質によるダメージが強く出やすいという。さらに、昨今の研究では、「腸内環境」が目の健康と密接な関係を持っているのだとか。※本稿は、真鍋佑介『一生目が見える人のすごい習慣』(扶桑社)の一部を抜粋・編集したものです。

最も警戒すべきは
糖質の過剰摂取

 健康的な食生活が目の健康を守る一方で、不適切な食生活は、様々な眼疾患のリスクを高めます。最も警戒すべきは「糖質の過剰摂取」です。

 白米、パン、麺類などの精製された炭水化物や、砂糖を多く含む清涼飲料水、お菓子などは、精製の過程で食物繊維などの成分が取り除かれてしまっているので糖質の吸収度合い(GI値)が高く、血糖値を急激に上昇させます。この血糖値の急激な上昇と下降は「血糖値スパイク」と呼ばれ、血管に大きなダメージを与えます。特に、目の網膜の血管は非常に細いため、血糖値スパイクの影響を受けやすく、糖尿病網膜症などの深刻な病気を引き起こす原因となります。

 余分な糖は体内のタンパク質と結びついてAGEsとなってしまいます。このAGEsは、水晶体に蓄積して白内障の原因となったり、網膜の細胞を傷つけて加齢黄斑変性症のリスクを高めたりすることがわかっています。

NG(1)AGEs値が高い食べ物,NG(2)GI値が高い食べ物,AGEs値が高くなる調理法同書より転載 拡大画像表示