「自分も、もっと数字に強ければ…」
日々の買い物や職場で「数字コンプレックス」を感じたことはないだろうか。「算数や数学は大キライ…」「できるだけ見たくない…」中には「数字はもう諦めた」という人もいるだろう。
しかし実は、「数字に強い」は生まれつきの才能ではない。数字に強い人は、無意識のうちに九九などの「頭を使わないラクな計算」を使って、面倒な計算をうまくサボっているのだ。
新刊『「数字がこわい」がなくなる本』は、数字に強い人の脳内を解明した一冊。数字に強い人が無意識にやっている「頭を使わないサボり計算テク」を知れる本書の中から、今回は「数字のとらえ方」について紹介したい。

面倒な割り勘計算、一瞬でできますか?
突然ですが、飲み会で割り勘の金額をサッと計算できる自信、ありますか?
一応計算方法としては、そのまま「5で割る」のが一番シンプルですね。16,925÷5=3,385円。電卓でポチポチ入力すれば一瞬ですが、頭の中で計算するのに慣れていないと「えーっと…」と止まってしまうこともあるかもしれません。
PayPayなどのおかげで割り勘はラクになったとはいえ、やっぱり「現金派」の人も多い今。いざというときにスマートに割り算できると、ちょっとカッコいいですよね。そこで今日は、16,925円を5人で支払うときに使える2つのアイデアを、ご紹介します。
計算がパッとできる2つの方法
1.超簡単! 「10で割ってから2倍」
「÷5」は「÷10×2」と同じ意味ですね。実はこのちょっとした回り道をするだけで、計算はぐっとラクになります。
1,692.5×2=3,385円。
これ、めちゃくちゃ簡単です。なぜなら、「÷10」は一桁ずらすだけだから。そして、「×2」でOK。
2.数字が得意な人はみんなやってる「ざっくり+微調整」
数字が得意な人は、「まずは大まかに計算」しています。
たとえば今回であれば、「16,925円」の数字を丸めて(四捨五入して)17,000円としてしまいましょう。そうすれば、
と、カンタンに割り切ることができます。
余った75円は、じゃんけんで決めるのも一つです。小銭のやり取りが少なくて済みますね(75円÷5=15円で計算してもよいです)。
数字がこわい人は、そのまま5で割るのではなく、10で割ってから2倍、というように工夫して求めたり、ざっくり1人3,400円と計算したりするのがオススメです。覚えておいて損はありません。数字のしつけ方をマスターして、次の飲み会では、あなたの「割り勘」マスターぶりをぜひ披露してみてくださいね!
(本記事は『「数字がこわい」がなくなる本』に関する書き下ろし原稿です)