最初は卵の価格上昇や段ボール箱の需要減少、閑散としたダンスフロアだった。今ではローライズジーンズ、ゲリラパフォーマンス「フラッシュモブ」、さらには人気歌手レディー・ガガの音楽シーン復帰でさえ、その兆候とされている。TikTok(ティックトック)世代による米景気悪化のサイン探しはあらゆるものに広がっている。不吉な前兆としてネットユーザーが話題にしているのはセリフ体のフォント、つけ爪の人気、乱雑なお団子ヘアなどさまざまで、さらに脚本家・俳優レナ・ダナムのニューヨーク脱出宣言や、俳優・実業家グウィネス・パルトロウがチーズを再び食べ始めたことなども含まれる。一見何気ないソーシャルメディアの投稿に対し、「リセッション(景気後退)指標」とのフレーズで反応することがミーム(ネット上のはやりネタ)として拡散している。
米Z世代が見る景気後退サイン、どこにでも
投資家はかねて下着の売り上げやスカート丈に注目してきたが、若いネットユーザーの景気後退指標はその斜め上を行く
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