イスラエル軍は25日、パレスチナ自治区ガザ地区からイスラム組織ハマスを排除する取り組みの一環として、2カ月以内に同地区の75%を掌握する計画を明らかにした。パレスチナ市民を地区の25%の地域に押し込める計画になる。軍はまた、米国の支援を受けた新たな支援物資配布プログラムを早ければ26日にも開始する予定となっている。イスラエル当局者によれば、ガザ南部に3カ所、中部に1カ所の施設がすでに建設されており、数百人の米国人請負業者がパレスチナ人に支援物資を配る。新たな支援では、パレスチナ市民の各家庭の代表者が5日ごとにいずれかの施設で支援物資を受け取る必要がある。国連や各支援グループは、パレスチナ人が戦闘地域を通って食料を受け取りに行かなければならず、イスラエルが支援物資を管理することで中立性の原則にも違反するとして、この計画への参加を拒否している。