トランプ米政権と裁判所の間で緊張が高まる中、一部の連邦判事は独自の武装警備を設けることを議論し始めている。こうした議論は3月の非公開協議で浮上した。話し合いは、連邦司法部の政策決定機関である司法会議が半年に一度開く会合のため、約50人の判事が首都ワシントンに集まった際に行われた。ドナルド・トランプ大統領は自ら打ち出した政策を阻止する判決への批判を強めている。セキュリティー対策を担う委員会のメンバーらは、こうした状況を受けて浮上しているさまざまな脅迫に言及したという。数十人の判事やその親族は、匿名で自宅にピザが届けられるケースがこれまでに確認されており、これは住所が把握されていることを示すメッセージだと受け止められている。