ピート・ヘグセス米国防長官は先週、シンガポールで開かれたアジア安全保障会議(通称シャングリラ会合)で、中国による台湾侵攻が「差し迫っている可能性がある」と警告した。「毎日のように目にしている」とヘグセス氏は述べ、「中国軍は台湾に嫌がらせをしている。こうした活動は、核兵器、極超音速兵器、陸海空軍による共同作戦の能力への巨額の投資を含む、中国の軍備の急速な近代化や増強と並行して行われている」と語った。インド太平洋地域で警鐘を鳴らしているのはヘグセス氏だけではない。ニュージーランドでさえ、この差し迫った危険に気付きつつあり、国防費をほぼ倍増させる計画だ。日本と韓国、ベトナム、フィリピン、インド、オーストラリアはいずれも予算を拡大している。