ドナルド・トランプ米大統領は4日、ハーバード大学による学生ビザプログラムへの参加を停止した。外国人留学生は全米最古で最も著名な同大学に通うことが事実上禁止されることになる。ハーバード大学は連邦裁判所で政府への対抗を試みているが、ホワイトハウスが4日遅くに発表した大統領布告は、トランプ氏による同大学へのこれまでの攻撃をさらに強めるものとなる。今回の大統領布告は6カ月、あるいはそれ以上にわたり、学生による留学ビザ取得の阻止を狙った内容となっている。ハーバード大学は反ユダヤ主義対策を実施する政府のタスクフォースからの要求を拒否した後、トランプ氏との交渉も拒否しており、今回はその中で事態がエスカレートした形となる。タスクフォースからの要求には、ハーバード大学の教員採用や大学の見解、学生の入学に関し、政府の監督を認めることなどが含まれていた。