ドナルド・トランプ米大統領は5日、中国の習近平国家主席と電話で協議した。中国国営メディアが明らかにした。両首脳は貿易交渉の安定化を目指して話し合った。米中の緊張激化を受けて、両氏の直接協議は今週中に予定されていた。中国国営の新華社通信が簡潔に伝えたところによると、電話協議はトランプ氏の要請で実施した。トランプ氏が1月に大統領2期目に就任して以来、初めての対話となった。今週に入り、トランプ氏は側近が電話会談の設定を進める中でも、習氏への不満をあらわにしていた。事情に詳しい複数の関係者によると、習氏はまず米国側が中国への圧力を和らげることを望み、これまでトランプ氏との電話を拒んでいた。中国の王毅外相は3日、米国のデービッド・パデュー駐中国大使と会談していた。中国政府が両首脳の電話会談の手配を進めていた兆しだ。王氏は米国に対し、二国間関係を正常な軌道に戻すための「必要条件を整える」よう求めた。
トランプ氏、習主席と電話協議 貿易の安定化目指す
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