ドナルド・トランプ米大統領が派遣を指示した州兵が8日、カリフォルニア州ロサンゼルスに到着した。現地では移民当局者らによる取り締まりを受け、数日間にわたり抗議が続き混乱が広まっていた。カリフォルニア州の第79歩兵旅団戦闘団は連邦当局者や連邦政府の施設を守るため、ロサンゼルス広域圏の3カ所に300人の兵士を派遣。トランプ氏はギャビン・ニューサム知事の反対を押し切り、約2000人の州兵をロサンゼルスに派遣すると表明している。市民の騒乱に対応するため、連邦政府の権限下で部隊が派遣されることは異例の措置で、通常は大統領が暴動法に基づき、法執行や秩序回復のために必要だと判断する必要がある。北米の軍事作戦を担当する米北方軍の報道官によれば、州兵部隊は「タイトル10」と呼ばれる権限に基づく連邦政府の命令によって派遣された。
トランプ氏がLA派遣の州兵、抗議活動に対応
ホワイトハウスがカリフォルニア州知事の反対を押し切って軍隊を派遣するのは異例の事態
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