超加工食品で比較的健康に良いものはどれか。最新の研究がこの重要な問いに答える一つの手がかりを示している。研究はフロリダ州オーランドでこのほど開催された米栄養学会の会議で発表された。それによると、多くの超加工食品が食事や間食の食べ過ぎにつながることが多い一つの理由は、容易かつ素早く食べられる食感だという。しかし超加工食品が多く含まれていても食べ過ぎが起きない食生活もある。研究では、被験者が食べるのに時間がかかる超加工食品(歯応えのある朝食用シリアルや複数の穀物が含まれるマルチグレインパンなど)の食事を取ったときの1日のカロリー摂取量は、素早く食べられる超加工食品(市販のスムージーや柔らかいパンなど)を食べたときより平均で369カロリー少なかった。