米紙ワシントン・ポストに対してサイバー攻撃があり、複数の記者の電子メールアカウントが侵入を受けたことが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。同社幹部らは影響を受けた従業員らに対し、外国政府による犯行の可能性があると伝えているという。一部関係者らによれば、従業員に対して、攻撃者は記者らのマイクロソフトアカウントに侵入し送受信した業務関連のメールにアクセスできた可能性があると伝えられている。標的となった記者の中には国家安全保障や経済政策の担当者らが含まれ、中国関連の記事を執筆する記者もいたという。ワシントン・ポストのマット・マレー編集主幹は15日、「電子メールシステムへの標的型の不正侵入の可能性」について従業員に伝え、限られた数の記者のアカウントが影響を受けたとの見方も示した。また今回の攻撃は12日夜に発覚し、その後に調査を開始したと述べた。
米ワシントン・ポストにサイバー攻撃、記者メールにアクセスか
有料会員限定
あなたにおすすめ