健康にこだわる一部の米国人は、次に注目すべき抗加齢薬が既に存在しており、数百万人に上る糖尿病患者の薬棚の中にあると考えている。ジャディアンスやフォシーガなどの商品名で販売され、広く使用されているSGLT2阻害剤は、10年以上も前から2型糖尿病の治療薬として流通している。心不全や腎臓病のような疾患の治療薬としても規制当局から承認されている。しかし最近は長生きに関心のある人向けの人気の健康ポッドキャスト番組やオンライン掲示板「レディット」のフォーラムに注目の話題として取り上げられるようになった。こうした人々――多くが糖尿病などの適用対象となる疾患にかかっていない――にとって、SGLT2阻害剤は健康で長生き、つまり健康寿命の延伸に役立つこと願って実践する「ハック」の一つになりつつある。
糖尿病薬でアンチエイジング、「長寿に効く?」
健康と長寿を目指し、証拠不十分でもSGLT2阻害剤を試す人々
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