円安でも無問題!夏休みに行きたい「コスパ最高」な海外旅行先は?写真はイメージです Photo:PIXTA

夏休みシーズンの始まりまであと1カ月!とはいえ、相変わらず円安が続いているし、物価高で財布のひもは固くなりがち…。そんな人にぴったりの、コスパのいい海外旅行先を厳選して紹介しよう。(ライター 前林広樹)

7~8月がベストシーズンで
コスパのいい場所はどこ?

 まだ6月だというのに猛暑日が各地で記録される中(梅雨はどこへ行ったのだろう…)、2025年も夏休みシーズンが近づいている。7月19日~21日の3連休を皮切りに、8月9日~11日の3連休、そして一般的なお盆休みである8月13日~16日(さらに今年は17日が日曜日)をピークに夏休みを取るという人は多いだろう。

 有給休暇などを使って8月9日~17日の最大9連休を取得する人もいるかもしれない。そこで、まだ予約が間に合って、比較的コスパ良く楽しめる海外旅行先を予算別に紹介したい。

 ちなみに、24年夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向(JTB調べ)を振り返ると、総旅行者数が6975万人(対前年比95.9%)、総旅行消費額は3兆2743億円(同96.8%)。そのうち海外旅行は、旅行者数が175万人(同101.2%)、平均費用は23万9000円(同103.5%)、海外関連の数字は上昇していた。人気の行き先は、ヨーロッパ、韓国、東南アジア、台湾、ハワイがトップ5。

 本稿では、ソウルや台北、ホノルル、バンコクやシンガポールといった人気の旅先(HISの2024年夏休み海外旅行予約者数ランキング・トップ5)をあえて外した。お盆休み時期にそれらの場所に行っても、日本人が多くて異国情緒がないかもしれない。だから穴場とまではいかなくても、より非日常を楽しめる場所をおすすめしたい。

 また、海外旅行の満足度が上がるかは、現地の気候が大きく左右するものだ。そこで、7~8月がベストシーズンになるかを重視した。加えて、現地での物価が比較的安く、着いてしまえば財布の中身をあまり気にせず楽しめる点も念頭に置いた。

 上記を踏まえたうえで、予算や目的別に5カ所を厳選して紹介しよう。