料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから初夏に旬を迎える野菜について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)

健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、レタス!
現在は産地リレーや栽培方法の工夫により通年手に入りますが、本来の旬は6~9月。
外葉はやや濃い緑で、重すぎず軽すぎず、適度に巻いているものがおいしいです。茎の切り口がきれいで、茶色っぽく変色していないかもチェックしましょう。
水分が多く、食物繊維、β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどがバランスよく含まれており、低糖質、低カロリーでダイエット中でも安心です。サニーレタスは一般的な結球レタスよりもβ-カロテンや鉄分が豊富なのも特徴。
意外と知られていない保管方法
そんなレタスの農家さんおすすめの食べ方は、ズバリ、加熱すること!
シンプルにガーリック炒めがとてもおいしいのだそう。
買ったレタスは、ポリ袋に入れるか新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。できれば芯の部分をくりぬいて湿らせたキッチンペーパーを入れておき、外側からはがして使うと長持ちします。
裏技として、レタスの成長点があるのが芯なので、ここに楊枝をブスッと刺しておくと成長が止まり、シャキシャキ感が長持ちします。3~4本刺してもOKですよ!
旬の野菜や果物は栄養たっぷりで、驚くほど体にいいもの! とはいえ、健康のために野菜や果物を食べたいと思っても、手間や時間をかけて料理をつくるのが面倒、すぐダメにしてしまうなどで、結局野菜をあまり食べられない……ということはありませんか? 『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、なるべく料理せず、そのままさっと食べる方法だけをまとめて1冊にしたものです。それぞれの野菜の旬の時期や、どんな栄養素が含まれているかが見るだけでわかり、ハズレの野菜を引かないための選び方や、長持ちする保存方法、手軽でおいしい食べ方を簡単に知ることができます。しかもそれらは、野菜を大切に育てている生産者さん250軒以上に聞いたものです。ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができますよ!