イランの弾道ミサイルが、イスラエル中部にある最大の商業都市テルアビブや北部の都市ハイファに大量に降り注いでいる。イスラエルの主要空港は閉鎖され、労働人口の多くが防空壕(ごう)との間を行き来している。ほとんどの国の場合、このような戦時下シナリオでは投資家が退避し、市場が急落する事態となるだろう。だが、いま起きているのは逆の現象だ。イスラエルの市場は活況を呈し、世界の市場をアウトパフォームしている。イスラエル株(日曜~木曜に取引)は堅調に値上がりを続け、中東の紛争が長引く懸念から世界の市場が慎重な値動きとなる中、テルアビブ125種指数とも呼ばれるTA-125指数は、先週末まで5日続伸していた。米国がイランの核施設を攻撃したのを受け、22日に一段高となった。
イスラエル株が急伸、紛争で「自信」の表れか
同国の株式も通貨シェケルも上昇 対イランの米軍事介入でも
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