海運関係者や船舶追跡データによると、原油輸送の要衝ホルムズ海峡に向かっていた船舶のうち、22日以降で数隻が航路を外れた。報道によれば、イラン国会は同日、ホルムズ海峡の封鎖を承認した。週末にホルムズ海峡に入ろうとしていた中国企業の超大型原油タンカー(VLCC)2隻がイランの軍事作戦の結果、航行システムに電子妨害を受けて航路を外れた。この2隻は海運大手の中遠海運控股(コスコ・シッピング・ホールディングス)と、長錦商船(シノコー)のもの。イランのバンダルアッバース港の南を航行中に針路を反転させた。追跡データによると、中遠海運の船はその後、再び折り返して現在、ホルムズ海峡に向かっている。中遠海運の関係者は、この件について調査中だが、乗組員は無事だと述べた。長錦商船はコメントの要請に応じていない。
ホルムズ海峡近くで電子妨害 数隻が航路外れる
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